毎朝の出来事。

  

 この魚は、地元の漁師さんが毎朝定置網で取ってくる、いわゆる                   今朝水揚げされた新鮮な海の幸、てやつです。

 それを、うちのじいさんが、ビニール袋につめて、自転車のかごに乗っけて

キーコーキーコー運んできます。(距離として300m)

 定置網漁ですから、いろんな魚が掛かるからおもしろいです。

この魚は、磯、浜定食(1575円,2100円)の煮魚として使います。

 鱸(すずき)や、舌びらめも時期によっては、多く掛かり、うちのじいさんに

安く買われなけりゃ、もっと華やかなレストランで美しくなれたのに……

なんて思ったりします。

 


 師崎の市場のセリは夕方の4時って、遅すぎ!?

 

  丸誠の近く(30メートル位)離れたところに公園がありまして、そこから下を覗くと

師崎漁港朝市と、師崎市場がとなり同士で見えます。(奥が師崎市場)

 朝市は、朝8時から(一般お客様用)。     でも奥の師崎市場のセリタイムは、夕方4時。

一般に市場といいますと、朝5時の早朝から何言ってんのかわかんないかけ声で、

どんどん魚をセリ落としていく。そんなイメージではないでしょうか。

 では、なぜ師崎市場は、夕方4時なのでしょうか。遅すぎって思われるかもしれません。

実は、夕方4時、師崎はもとよりの多くの仲買さん、セリの権利を持つ料理屋さん(丸誠も参加)が

一同に集まって、早朝から沖に漁に出かけた漁師さんを待ちます。

で、水揚げされた魚介類を順番にセリにかけます。 その仲買さんが競り落とした魚たちが、

名古屋中央卸市場をはじめ、いろんなところに出荷されます。

ですから、市場の時間が遅いというより、全国に先駆けて先取りといった感じです。

 漁師さんから、漁協を通して買うだけですから、途中のマージンがほとんどありません。

おまけに海から揚げられたばかりです。自家用の軽トラックですぐ、店のいけすに移されます。

(1分弱)

うまいわけです。

 

 丸誠の札がセリの証。